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DATE : 2024/11/22 (Fri)
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DATE : 2007/09/23 (Sun)

ありとあらゆるスポーツ、競技の中でも、北京五輪の金メダル確率が最も高いと思われるのが、女子レスリングの吉田沙歩里だろう。まず負けない。とくに外人に負けない。無敵の30大会優勝という成績から、歴史に残るものといえるレベルだ。

 この吉田沙歩里が世界レスリング選手権5日目に登場した。強敵らしき存在もないため、楽勝の連続で優勝すると誰もが信じていただろう。ところが以外にも、午前中の試合は、これはひょっとしたらと思わせる苦戦だった。戦前、日本の女子選手の何人かは、下痢などで体調を壊しているとの報道がなされていた。とりわけ、吉田沙歩里は39度に近い熱発があったという。その影響なのだろうか、ピリオドでは得点を取られる場面まであり、負けるかと思われた。かろうじて勝利したが、いつもの吉田沙歩里とは程遠いものだった。午後の準決勝、決勝は復調した動きで圧勝したが、不安の内容であったことは間違いなかった。これで、前日の48キロ級伊調千春とともに北京五輪の代表内定が決まった。

 この日、五輪の種目ではないが、59キロ級の正田は3回戦で敗退したが、51キロ級の坂本日登美の試合は、全く危なげなく、決勝も格の違いを示す勝利で優勝した。五輪にないクラスで残念だが、その力を示す十分な内容だった。

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