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category: スポーツ
DATE : 2007/09/22 (Sat)
DATE : 2007/09/22 (Sat)
プロ野球も、あと10ゲーム前後を残すところまできた。パリーグは、日本ハムの連覇が濃厚になったようだ。クライマックスシリーズがあるだけに、日本一にはまだまだいくつかの山を越えなければならない。セリーグは、巨人、中日、阪神で大混戦になっており、最後の一戦までもつれることも有りそうだ。この日(19日)、日本ハムの田中幸雄の引退の挨拶が行われた。昨年の覇者、日本ハムを、弱い時代から、引っ張ってきた男が田中幸雄だ。いつかは来る引退ではあっても、その時を目にすると、胸に迫るものを感じる。この日も、ファンの前で、活躍する姿をみせてくれた。
この日は、ヤクルトの古田敦也監督・選手の引退の記者会見も行われた。記者に、聞かれるたびに、何度も、こみ上げてくるのか、古田敦也は、涙で、応えることができなかった。
ファンを大切に扱うことや選手を大切に扱うことに力を注いだのが古田敦也だった。プロ野球選手の中でも、その人望は多くの選手の信頼を得ていた。それほど、期待されたとも思えないデビューだったが、野村監督の下で、超一流選手になった。しかし、古田敦也の偉大さは、選手というところにとどまらない。選手会長という役が、古田敦也を、決して忘れられない選手にしたともいえるだろう。
有能な選手は、これからもたくさん出る。しかし、偉大な、選手会長はなかなかでないのではないだろうか。
日本の野球を間違いなく、一時期、担った男だったと言えよう。プロ野球の曲がり角に、たって、道先を案内し、引っ張った、偉大な選手、古田敦也に最後の拍手を送りたい。
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