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category: スポーツ
DATE : 2007/09/18 (Tue)
DATE : 2007/09/18 (Tue)
ブラジルで開催されている世界柔道は最終日を迎えた。
3日間の戦跡は、過去のどの大会よりも日本にとって厳しいものに終わった。
特に男子の敗戦は目を覆いたくなるものだ。よもやの鈴木、井上だけでなく、金には程遠いところで、敗退した。8階級中5階級での5輪出場権を逃すことにもなった。女子は、厳しい結果ながら、7個のメダルをとり、7階級の五輪出場権を獲得した。見方によれば、頑張ったと言う評価もできよう。
4日目の最終日、やっと柔道日本の意地を見た。女子無差別級、塚田の「ばてたけど、噛み付いてでも勝つ~」には、気迫を感じた。初日の銀に続いての金奪取となった。谷亮子はさすがの試合運びで、隙を突く勝負強さはさすがだった。公約の「ママでも金」を、谷亮子は3年のブランクをものともせず、達成したのだから、やはり日本柔道のエースであることを再認識させられた。
男子柔道は、無差別級で、日本の3番手棟田康幸が最後の最後に、無差別級一冠を奪取した。試合中、時々、鈴木、井上に視線を送り、「やるから見ててくれ」と言わんばかりの、集中した試合運びは、感動すら覚えるくらいだった。試合もチャンピオンらしい、落ち着きと、格上の技のキレを見せるものだった。
今世界柔道の金メダルは、3個にとどまったが、最終日に日本柔道の片鱗は見せてもらった。建て直しは大変だろうが、野村の復活もあわせて、リベンジを期待したい。
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