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category: ニュース
DATE : 2007/12/18 (Tue)
DATE : 2007/12/18 (Tue)
女優の沢口靖子が、新しい面を見せると聞いたので、期待してみた。魔性と品性ある女性を併せ持つという役柄だが、残念ながら、魔性は全く感じられなかった。いつもの清純派の沢口靖子だった。ストーリーも、原作からシナリオになる過程で、平板な内容に変わったとしか考えられない。単純なものだった。テレビだから、どうしても詳細に原作を再現するのは難しいかもしれないが、作品の中心人物の人格まで変わっては、作品を殺してしまっているとしかいえない。別のものとしてつくられたのならそれまでのことだが。沢口靖子の演じ方に問題があったとは思わない。台本自体に問題があったのではないだろうか。沢口靖子は、役者としての幅を少しずつ広げていっているところなので、ここで大きな変化を期待したが、今回はその役ではなかったようだ。次回以降に期待する。作品も清張の作品とは思えないものになっていて、とても特別企画といえるほどの内容はなかった。美也子の「これからはきれいなものだけを見て生きていきたい」のせりふが出るのなら、前半に、違ったものを描きたいところだった。申し訳ないが、正直、期待はずれだった。
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