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DATE : 2024/05/15 (Wed)
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DATE : 2007/09/15 (Sat)

世界柔道の前半戦男女8階級が終了した。日本には、何ともいえない、くやしい、その怒りをどうすればよいのかわからない、ストレスのたまる2日間だった。

 特に、選手自身も、納得がいかない判定がわかるから、なお一層、応援するものにとって、無念でならなかった。

 この世界柔道をみていて、感じさせられたのは、選手の目指す柔道と世界の柔道が明らかに違っているということではなかっただろうか。「負けた気がしない」と言う言葉に鍵があるように思った。「負けた気がしない」なら、次も勝つ保証はないだろう、どうすれば勝てるかを考えるとき、その敗因を明確に知ることなしには、次の対策を考えることは出来ないからだ。

 確かに、「日本柔道の、組み合って、投げて、一本をとる」という柔道を捨てがたい気持ちは、日本人なら誰も、柔道をやったことのあるものなら誰もが感じることだろう。しかし、世界の柔道は、そういうものではなくなっているのだ。世界柔道連盟から日本人の山下が、理事就任を選挙で拒否された。既に、柔道というスポーツは、日本人が考えるものとは違うものとして確立したと考えなければならないのではないか。

 確かに、無念ではある。しかし、柔道というものが、世界に受け入れられて、確立したということも言える。この世界柔道は、日本柔道界が世界柔道への転換を図らなければならないことを求められた大会なのかもしれない。
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