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DATE : 2024/04/29 (Mon)
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DATE : 2007/11/25 (Sun)

前宣伝のせいもあるが、期待してみた。さすがに、力のいった作品らしく、セットなどもそれらしさを感じさせるものだった。松本清張の作品では、今週のはじめに再放送された「霧の旗」は田村高広の名演技も含めて、納得のものだっただけに、今日の「点と線」も期待が膨らむものになった。

確かに、映像にするには難しい作品だと思った。問題点を出来る限り単純化し、疑問も絞り込むことは難しい作業だったろう。苦心の脚本であることが伝わってくるものだ。しかし、違和感なく、見続けることが出来た。ストーリーが単純になった分だけ、事件に対する人間の迫っていく姿がクローズアップされているように感じた。ただ、松本清張の作品の、もう一つの楽しみである謎解きの魅力は、削られていたように感じた。その点から、後編のアリバイ崩しがどんなつくりになっているのか楽しみになった。特定化された、人間の描き方は出来ているが、必ずしも魅力を感じるほどではなかった。原作を読んだ際は、鳥飼刑事に憧れを持ったものだが、今回はそうはならなかった。それは、見る人間が、原作を読んだ際から変わっているからなのかも知れないが。

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