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category: 情報
DATE : 2007/09/02 (Sun)
DATE : 2007/09/02 (Sun)
世界陸上大阪大会が終了した。多くのドラマが演じられ、多くの新しいスターが生まれた。また、時代を担う若き世代が育った。
世界陸上の日本代表81人のチャレンジも無事に終了した。
陸上競技という日本人にとっては、必ずしも得意ではない競技に、07世界陸上は、その壁を破るのではないかと期待された、日本開催の大会だった。
しかし、その壁は厚く、高く、強固だったようで、はね返された。棒高跳びの沢野、400メートル障害の為末、200メートルの末続、走り高跳びの醍醐、女子走り幅跳びの池田、ハンマー投げの室伏、いずれも力を出せない消化不良、もしくはメダル圏に届かずに敗退してしまった世界陸上だった。当初の予定では、メダル5個が目標とされていたが、それは、世界の記録に接近し、各国で行われた国際大会での活躍もあったからではある。しかし、世界のトップアスリートが、ベストのコンディションで臨んだ世界陸上は、高いレベルの戦いになり、期待の日本選手団は、その07世界陸上に華々しい活躍をすることなく、敗退した。
しかし、日本は、メダルを争うことに執着しなくてもよかった。07大阪世界陸上を開催したこと、そこで、世界のすばらしい選手たちが、人類のもつ力を証明するために全力を尽くしたこと、すばらしい競技を行ったことで十分だった。しかも、最後の最後に、日本人の気迫のはしりで得た土佐玲子の銅メダルが残ったのだから。07世界陸上は、運営等でも問題がいくつか残ったし、非難もされたが、それらを差し引いても、なお成功したといってよかろう。大会を運営された方々、本当にご苦労さんでした。北京での、日本選手団の復活に期待しましょう。
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