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DATE : 2024/05/02 (Thu)
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DATE : 2007/09/10 (Mon)

羽生善治に、深浦康市八段が挑戦する王位戦第6局が、神奈川県の鶴巻温泉、「陣屋」で午前九時から始った。

 対局会場の「陣屋」は、いわゆる大山、升田の「陣屋事件」で有名な旅館で、将棋にはなじみの、歴史の重みを感じる旅館だ。陣屋事件は名人戦だが、今回は王位戦だ。東京からは、小田急の新宿から急行で行けば比較的に近い温泉地でもあり、利用されたことのない方には、一度訪ねることをお奨めしたい温泉だ。

 ここまで挑戦者の深浦康市八段が三勝二負でリードしていて、どんな決着になるのか興味の深い戦いになっているが、深浦康市は奪取するならこの一番にかけてくるだろう。最終戦まで持ちこせば、やはり、多くの棋戦で修羅場をくぐりぬけてきた羽生善治有利に展開し、不利になる。

 羽生善治は角道を開け五筋から「ゴキゲン中飛車」に構える戦形を選択した。これに対し深浦康市は角交換から、銀をうまく展開させ、玉頭位どりの構えに持ち込んで、夕刻を迎え、一日目の終盤をむかえた。

 持久戦模様の展開が予想されるが、互いに、スキをさぐる2日目になりそうだ。

 初日は、午後6時に手番を封じて、2日目の9時再開されるが、夕刻には決着がつくことになるだろう。

 羽生善治は、王将、王座と合わせての3冠の死守をめざし、深浦康市八段は一冠奪取に向けて燃える興味深い終盤をむかえる。群雄戦国模様の将棋界だけに、深浦がこれに食い込んでくるか興味深い一番になるだろう。

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