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category: ニュース
DATE : 2007/09/12 (Wed)
DATE : 2007/09/12 (Wed)
将棋王位戦第6局は、前日に続き、神奈川県秦野市の鶴巻温泉「陣屋」で2日目が行われ、94手で、挑戦者の深浦康市が投了し、羽生善治が勝ち、対戦成績を3対3の対に持ち込んだ。決着は第7局に持ち越しとなった。
初日の前半からは持久戦かとも思えたが、第2日目に入るや、直ちに開戦となったようだ、深浦康市の2筋の桂とりからイッキに攻防戦が始まり、互いに飛車を敵陣に送り込み、予断を許さない戦いとなった。深浦の6八桂の守りに、羽生善治は、勝負どころと判断したのか、103分の大長考ののち、2九飛成と攻め込んだ。結果としては、ここでの積極的な羽生の攻める姿勢が、勝利を呼び込む結果となった。
深浦康市としては、羽生善治をここで下し、王位奪取のチャンスだっただけに、大切にいったのだろうが、そこをイッキに攻めて出た羽生善治の積極性に負かされたと言うことになった。
深浦康市にとっては、残念で、少し悔いの残る対局となっただろうが、決着は第7局であることを、再確認したうえで奪取を期してもらいたい。
羽生善治は、最終局に決着を持ち越したことによって、自信をもって防衛戦に望むだろう。キャリアからは、羽生善治有利が普通だが、深浦康市も自力は互角という戦いをしてきたのだから、自信を持って最終局に望んでもらいたい。
第7局は、25日、26日に、今回と同じ「陣屋」で行われる。PR
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